2011年1月28日金曜日

アフリカ 動きだす9億人市場

アフリカ 動きだす9億人市場
ヴィジャイ マハジャン
英治出版
売り上げランキング: 8462


自分のアフリかに対するイメージは、南アフリカを除いて貧困と内戦ばかりで、投資市場と呼べるようなものはろくに存在せず、せいぜいが個人の小売商店があるという程度のボンヤリしたイメージだった。 とくに気にかけるほどのものは何もない、人類最後の未開拓地、それが自分のアフリカに対する印象だった。

当然のことながらろくにアフリカに対する知識のない自分の持っていたイメージは、現実と掛け離れていて、そこに人が住んでいて、生活していれば様々な日用品、食料品が必要になり、需要があれば供給があるわけで、さまざまな企業が現地に根差したマーケティングを行い、市場を開拓して活発なビジネスを展開している。

この本はそういう自分の予想しなかった、全く知らないアフリカの現状を詳細に伝えてくれた。

「第一部 アフリかとはどんな大陸なのか」ではアフリカの現状と、その規模や金融、地下経済などのポイント、そしてアフリカを構成する人々と、市場のターゲットとなる人々の特徴など、アフリカの今を様々な観点から紹介し、「第二部 新たな市場をどう開拓するか」で、アフリカで商売をしている人たちが直面した問題とその解決方法など、さまざまな商売を行う上でのエピソードから、どのようにして未開拓な市場を開拓していったのか、またそれらの市場にはどのような伸びしろがあるのかなどが述べられている。

この本全体を通して様々な活動を行っている企業が登場しているが、現在のアフリカの活力の原因の大きな部分は携帯電話に寄るところが大きいようだ。 アフリカも発展途上国の零に漏れず、インフラの不備から固定電話を飛び越して携帯電話が急速に普及しているが、その携帯電話を使用したマイクロファイナンスが経済の活性化を促し、そこに様々なビジネスチャンスと起業家精神をもり立てているようだ。

またアフリカに対する企業の影響などを推測してみると、やはり同じような発展をしてきている中国、インドの企業が退去してアフリカで活動を行い、そこにP&Gやコカ・コーラ、ネスレなどの世界的な企業が着実な成果を上げているという雰囲気が読み取れる。

全般的にはヨーロッパ系の力が強く、そこにインド、中国が絡んでいる雰囲気で、アメリカの影響はヨーロッパに比べると薄く、やまして日本の影響はほとんどないような雰囲気。 残念ながら日本からアフリカはいろんな意味でちょっと遠いようだ。

この本からはアフリカに対するかなりの楽観性が感じられる。 これからもアフリカは成長していくだろうが、アフリカは現在1960年代にインドがそうであったような、ほとんど経済的なメリットがない地域として思われている。 アフリカがある程度経済的な力をつけて、世界市場で頭角を表すのにはまだまだ時間がかかるのは間違いないようだ。

2011年1月24日月曜日

最近買った本

思考の整理学 (ちくま文庫)
外山 滋比古
筑摩書房
売り上げランキング: 344


投資十八番 : 今年、ブログで紹介した本のまとめ で、おすすめされていたので購入。



神社は身近にあるんだけど、結構なかの運営とかがどうなってるのかよく考え出すと分からない部分が多いので、その辺が分かることを期待して。

これでわかった財務諸表 (日経ビジネス人文庫―基本のキホン)
金児 昭
日本経済新聞社
売り上げランキング: 539722


ちょこちょこと株取引とかやってるんだけど、この辺の財務諸表とか全然理解していないので、参考になれば菜と言うことで、購入



レバレッジの本田さんの定番ですね。 最近時間がないので、参考になるかなと。

京都 影の権力者たち
京都 影の権力者たち
posted with amazlet at 11.01.24
読売新聞京都総局
講談社
売り上げランキング: 422213


京都に長いこと住んでると、ときどきこういう噂を聞く。 こういう書籍になるようなのは裏の表に過ぎないだろうとは思うけど、興味がてらに。

ゲート―自衛隊彼の地にて、斯く戦えり〈1〉接触編
柳内 たくみ
アルファポリス
売り上げランキング: 10528


ゲート―自衛隊彼の地にて、斯く戦えり〈1〉接触編
柳内 たくみ
アルファポリス
売り上げランキング: 10528


戦国自衛隊を思い出してしまう(笑)、これは誤訳御免!!の人がおすすめしていたので、立ち読みしたところ面白そうだったので購入。

最近アルファポリスの小説が気になる。

ドラゴンブラッド2 (MF文庫J)
伊上 円
メディアファクトリー
売り上げランキング: 3492


1巻まだ積んだまま… でも購入。 面白い物語であることを期待する。

変態王子と笑わない猫。2 (MF文庫J)
さがら 総
メディアファクトリー
売り上げランキング: 23


これも1巻積んだまま。 MF文庫J編集部ブログをRSSで読んでるんだけど、そうなると紹介される本が面白そうなので、ついつい買ってしまう。

星刻の竜騎士Ⅲ (MF文庫J)
瑞智 士記
メディアファクトリー
売り上げランキング: 184


黒のストライカ2 (MF文庫J)
十文字 青
メディアファクトリー
売り上げランキング: 545


この2冊は前巻が面白かったので購入。 最近MF文庫は自分の趣味に合うのが多い。 

水域(上) (アフタヌーンKC)
漆原 友紀
講談社 (2011-01-21)

水域(下) (アフタヌーンKC)
漆原 友紀
講談社 (2011-01-21)


蟲師の漆原 友紀氏の新作、それだけで買う理由としては十分だ。



ぎんぎつね 4 (ヤングジャンプコミックス)
落合 さより
集英社 (2011-01-19)


最近こういう家族系ほのぼのマンガが癒される。

りとうのうみ (WANIMAGAZINE COMICS)
たかみち
ワニマガジン社


これもたかみち氏という作者買い、


この1週間ほどでこの量、ちょっと多すぎる

2011年1月18日火曜日

最近買った本


久しぶりに出たこのシリーズ、百鬼夜行抄と双璧をなす好きなシリーズ。


かなり続いているんだけど、おもしろさの衰えないのがすごい。 そろそろクライマックスの様子。

秘密の島の龍 ウミベリ物語 (コバルト文庫)
榎木 洋子
集英社 (2010-12-28)
売り上げランキング: 3189

著者買い、コバルトから出てる榎木さんの本はたぶん全部読んでる。 いいおっさんになってきたので買いにくくなってきたけど…

ガジェット  5.生命新約 THE COLORFUL FUTURE (角川スニーカー文庫)
九重 一木
角川書店(角川グループパブリッシング) (2010-12-28)
売り上げランキング: 8969

最終巻の様子。 救いのない世界にどのような結末を見せてくれるのか楽しみ。

彼女は戦争妖精7 (ファミ通文庫)
嬉野 秋彦
エンターブレイン
売り上げランキング: 3996

物語はまだまだ広がっていく様子。 クールな伊織と甘えたのクリスのコンビがごっつええわー

乱と灰色の世界 2巻 (ビームコミックス)
入江 亜季
エンターブレイン

1巻を買って、そのちょっと変わった世界感がよかったので。

嵐ノ花叢ノ歌 3 (リュウコミックス)
東 冬
徳間書店 (2010-12-13)

2巻を積んだままでまだ読んでないんだけど、これは買っても外れないだろう。 もったいないからゆっくり読みたい作品

タブーの謎を解く―食と性の文化学

タブーの謎を解く―食と性の文化学 (ちくま新書)
山内 昶
筑摩書房
売り上げランキング: 167712


世界各地の食のタブー、性のタブーなどを通して、なぜタブーがあるのが、タブーがどのような役割を果たしているのか、そして人がタブーを作り出す理由を述べている。

原初の混沌、まだ意味未分化なものに対して、一本の線をいれることで、そのものと、それいがいのもの、私と他人、神と人、人間と動物、動物と植物などに分類することができるが、そうやって世界を分類していくとそのあいだにはそれら二つのどちらにも属さない境界線上のものがたち現れてくる。この境界線上のものは分類された世界を脅かすものとして忌避され、それがタブーになっていったというリーチの文化記号論はなるほど!と膝を打つ思いだった。

後半ではこのリーチの暗号格子を用いて世界各地のタブーに対して、どのような理由からそれらがタブーとされているのかをみていっているが、いずれも明快に説明づけられている。 興味深かったのは日本の婚礼にまつわる様々なタブーに関わる話で、花嫁が家を出るときの分離儀礼から、花嫁道中の移行儀礼、そして婚家にはいるときの統合儀礼として、伝統的に行われてきた儀礼に対して、そこにどのような意味の境界があり、なぜそのように対応されてきたのかということが明快に示されている。 今となっては結婚式の儀礼もいろいろと寂れてしまっているだろうが、それぞれの儀礼にはそのような意味があったのだというのはとても興味深い。


P127、今一つの思考実験として、この無定型で未分化で、全てのものが幽明まだ境界のない渾然と融合したカオスの中に、一本の棒を投げ込んでみよう。するとたちまち、カオスは二つに分かれるだろう。水平横軸で見ると、内/外、前/後、此岸/彼岸、私の領域/他人の領域に分割され、垂直横軸でみると上/下、天/地、神々の領域/人間の領域に分断され、縦軸でみると両側が左/右にぶんるいされる。たった一本の棒がカオスをコスモスに変換したのである。

P136、例えば世界を生物と無生物に大別したとしよう。するとそのどちらにも入らないウィルスが出現する。生物を動物と植物にさらに二分したとしよう。すると、どのどちらにもはいらないホコリカビなどの粘菌類が現れてくる。動物を取り、獣、魚というカテゴリーにさらに細分したとしよう。すると、獣なのに鳥のように空を飛ぶコウモリ、鳥なのに地を走るダチョウ、陸にも水にも棲むカエル、哺乳類なのに水に棲んで魚のように卵を産むカモノハシなど、曖昧で両義的なリーメン上の動物が出現する。そこが特別にマークされ、有徴項となり、タブー視される、というわけである。

P167、こういう諸事例からすると、結局タブーの体系は以下のようになっているらしい。まず何もかも混然とごっちゃになったカオスは、それぞれの個物に明確に分離されねばならない。こうして他から切断された個物はそれ自体としての固有性(Proprete')をもつが、そこになんの疵や欠点もない完全な場合に限って清浄(proprete')とされる。当然のことながら固有性か不完全な場合には不純で不潔とされ、他物、つまり他のカテゴリーと接触し、交錯し、混在することは不浄で、思っただけでもおぞましい出来事とされ、タブーとされるわけである。

ネットがあれば履歴書はいらない-ウェブ時代のセルフブランディング術



セルフブランディングというものを明確に意識して行動してきたわけではないが、日常的にTwitterを使い、blog や MadiaMaker、Tumblr の情報を Twitter にながす、また自分がオンラインにアップしている情報を FriendFeed や iddy でまとめてチェックできるようする、などこの本で書かれているようなセルフブランディングの手法はすでに行っていた。

そういう面からは得るものは少なかったんだけど、セルフブランディングを意識してどのような影響や効果を目的としてネットにアップする情報を選択するか、という部分に関しては自分があまりしっかり考えたことのない部分であったこともあり、参考になった。

とはいえ、自分が Twitter や blog とかを使っているのは自分のブランドを確立させようと思っているわけではなく、日常的なコミュニケーションや、自分のライフログ的な記録という目的なので、書かれているようなブランディングの手法、Follower の方を多くしろとか、人の役に立つ内容をpostするとか、あまりそういうのに一生懸命になろうと言う気にはならない。

ならないんだけど、これからのご時世を考えると、企業に属していれば一生安泰という時代ではないし、Aさんの所属しているBという会社という認識をしてもらうことで、自分、ひいては会社のブランドも上げることができるということを考えると、普通の企業に勤ている人でもセルフブランディングで自分のブランドを上げておくというのは必須のことになってくると思う。

実名で自分ブランドをつくるのか、匿名のハンドルネームを使用してブランドを作り上げるのかという選択や、そうやってつくった自分のブランドをどのようにしてネットを使用して広げていくのかという手法の入門としてはおすすめできる。

いままでもネットにアップする情報に関して、ある程度の注意はしていたんだけど、アップする質に関してもちょっと気を払うようにしてみようと思う。

思うんだけど、質を気にするあまりにアウトプットが減ってしまうとそれも本末転倒だし、その辺が難しいところか。

2011年1月16日日曜日

最近買った本

煉獄姫 ニ幕 (電撃文庫)
藤原祐
アスキー・メディアワークス
売り上げランキング: 2475


Amazonでは早速在庫切れになっている。 思わず1巻を流し読みしnaoしてみたんだけど、やっぱりこのゆがみとか暗さがいいわ。 楽しみなシリーズ

輪環の魔導師〈8〉永き神々の不在 (電撃文庫)
渡瀬 草一郎
アスキーメディアワークス
売り上げランキング: 20889


渡瀬 草一郎さんの作品は個人的定番、

ほうかご百物語あんこーる (電撃文庫)
峰守ひろかず
アスキー・メディアワークス
売り上げランキング: 4516


とうとうおわったほうかごシリーズの番外編。 さぁ、峰守さんは速く新しい物語を作るんだ。


今年はちょっとラノベを減らして、本を増やそうと思う。 会社の人に1週間で1冊以上の本を読むのはムリだろうとかいわれたので、それに挑戦してみる。 ラノベ、マンガ含めれば余裕で超えてるんだけどね。

読んだ本なんかはMediaMakerでチェックしてるので、良ければこちらも。

インテリジェンス人生相談 [個人編]

インテリジェンス人生相談 [個人編]
佐藤 優
扶桑社
売り上げランキング: 17997


「インテリジェンス人生相談[社会編]」が良かったので、こちらも買ってみた。

[社会編]の方は生きている上でどうしても必要となってくる、自分の人生と社会との化関わりにおける問題をどのように考えて対処していくのかというようなテーマがメインであったのに対して、[個人編]では個人の人生における様々な問題に対して、どのように対処するするのがいいのかというないようになっている。

[社会編]で提示される問題と対処方法はは広く先の方を見た内容、[個人編]で提示される問題はまさしく今そこにある問題とその対処方法を述べるようなかたちになっており、目次を読むだけで、[社会編]では自分にとって必要な項目、興味のある項目がたくさんあるが、[個人編]では自分に必要なこととして思える項目がかなり少なかった。

[個人編]というだけあって、相談内容が個人的すぎて、一般的な読者に普遍的に適用できるようなものにはならなかったようだ。

逆に個人的な問題に対して佐藤優氏なりに適切な答えをしているので、自分の状況が質問者と同じような状況であるというのであれば、その答えは参考になると思う。