2008年6月27日金曜日

世界一身近な世界経済入門

世界一身近な世界経済入門 (幻冬舎新書 か 5-1)
世界一身近な世界経済入門 (幻冬舎新書 か 5-1)

世界経済入門となっているが、2007年後半時点での世界各地における経済状況の現状報告といった内容。

世界経済を多少なりとも気にして注目しているならさほど真新しいことはないが、世界における資源の産出状況やそれらを取り巻く政治的文化的な背景をガサッと手に入れるには手頃な内容だと思う。

初版が2007年11月ということもあり、今現在一番世界経済に絵教を与えていると思われるサブプライム問題の影響に関しては完全に抜け落ちていて、2007年後半の状態のまま世界の資源重要と資源価格は高騰していくという方向になっている。
しかし、昨今のサブプライム問題から証券市場から逃げてきた投資マネーによる猛烈なエネルギー需要の高騰は明らかに世界経済に対するブレーキになり始めているので、新興国の経済発展には大きな冷や水を浴びかけることになるのではないかと思う。
原油なんかも明らかにバブル状態になっているし、そろそろどこかで大きな経済の減衰があるのではないかと思うんだがどうだろう?

2008年6月20日金曜日

情報のインプット、アウトプット

鳥のように食い、象のように糞をしよう : could

「既に他の人がもっとおもしろく書いているから、私はしなくて良い。自分は出来ない」と行動する前から思いとどまることはないです。どんなトピックでも「私は」という主語が入った瞬間、それはあなたしか発信出来ない情報です。あなた独自の発信です。もちろんブログじゃなくて良いですよ。絵でも音でも何でも良いわけです。とにかくアウトプット。それが大事だと思います。


私はインプットはかなり多いほうだと思うが、アウトプットが絶対的に弱い。 いろんなblogを見ていてもアウトプットの重要性はものすごくいわれているし、重要だという認識があるからこそこうやってblogを作って何がしかのアウトプットは行っているんだけど、それでも何をどうやってアウトプットしていけばいいのか、といった部分でいつも悩みがある。


おそらくはアウトプットするということの目的が明確化されていないことが原因なのかもしれない。 アウトプットすることの目的が明確化されれば、何をどうやってという部分は方向付けされるので、その部分で迷うことはなくなってくるだろうとは思うし。


アウトプットすることの目的が明確化されれば、何をどうやってという部分が方向付けられて、そうなれば、どういう情報を収集していくべきかというところも明確化されてくるんだな。


だから「アウトプットを考えない情報収集は無駄|無意味」とかいわれるわけなんだな。


アウトプットの明確化か…

2008年6月2日月曜日

コロンビア共和国、「XO」6万5000台の購入で合意 - ITmedia News

コロンビア共和国、「XO」6万5000台の購入で合意 - ITmedia News

これでXOの導入が決まったのはナイジェリアやリビアに続いてということになるのかな。 徐々に広がりつつある雰囲気だけど、XOのOSにWindowsを採用することになって、複数の開発者がプロジェクトを去ったり、最初に言われていたよりは実際に導入するに至った国が少ない、また実際に導入されている現場の様子が伝わってこないというようなところから見ると、進捗が微妙なのかなぁという気がする。

もともとは100ドルPCということで、その100ドルというインパクト、そして100ドルなのに挑戦的なスペックということで、耳目を集めた面があるけど、いまとなってはASUSのEeePCとかのMini-Noteに各社だいぶ力を入てきたし、もうちょっと出遅れてしまったのかなぁという気がしないでもない。

なんとなくMorlphy Oneと同じようなにおいを感じるというとあれか…

そういやOXが喧伝されだしたころにIntelが言い出したなんだったっけ?同じようなコンセプトのマシンはもう話も聞かなくなったな。

2008年4月11日金曜日

blogを実名にすることの意味、ハンドルにすることの目的

ビビリな若者たちよ!! 実名ブログで自分を「見える化」する

及川さんは,その場で「米国では顔写真を載せて実名でブログ発信するのが常識であり,ネットで検索した時に名前が見つからないようでは,存在していないに等しい」と厳しい言葉を投げかけました。


以前に某雑誌から取材の以来があったときには、そのライターの名前を検索してどのような記事を書いてきたか、どのようなスタンスの人なのかを結構調べた上で取材を受けたことがある。

今の世の中、とくにコンピュータなどにかかわっている人のであればなおのこと、何かのきっかけで知り合ったとき、この人はどういう人なのか、どういうことをやってきた人なのか、気になった場合にはまずネットで検索するということが多いと思う。

最近は企業なんかの就職時にもblogを書いているかのチェックがあったりもするらしい。

たしかにblogを本名で公開していた場合、その人がどういう人なのか興味を持ったときすぐに検索してその人が今までやってきたことや、趣味などその人のことがよくわかるというのは本人にしても、興味を持ったほうにしてもとてもメリットの大きい話だと思う。

この本名、ハンドル論争はよく起こり、人によってはその人にとってハンドルは本名と変わらないと主張する人がいるが、本名かハンドルかどちらのほうが信頼できるかと考えた場合、ハンドルはすぐに捨てて変更できるが、本名を変更するためのコストはそれよりはるかに高いことを考えると、やはり本名のほうが信頼性があるというのは納得できる話だ。


あまり面白くない結論に落ち着いたな。

2008年4月7日月曜日

ビジネス力の磨き方

ビジネス力の磨き方 (PHPビジネス新書 27)
ビジネス力の磨き方 (PHPビジネス新書 27)

IT化社会、企業機能のグローバル化、発展途上国の発展、マーケットの世界化、世代間意識の格差、通貨や物流の革命。 そういった大きく変わりゆく世界に対して、その中でビジネスをしていくビジネスマンが身に着けておくべき力として、先見力、突破力、影響力、仕事力、人間力をビジネス力としてどのような能力が必要になるのかを述べている。

上に上げた力は今も昔も変わらず、ビジネスの第一線で活躍しようというビジネスマンなら必須とされる力で、そいういう意味では新規性はない。 

しかし、それらの力が必要とされる場面でのこれからを語っている部分で、エキサイティングではあるが、日本の未来は暗いものになるんだろうなということをひしひしと感じてしまう。 

大前氏にしても池田信夫氏にしても、日本の横並びや底辺を救う政策ではなく、とにかく能力的なトップを伸ばせ、世界的に活躍できるトップを作り出せとクチをすっぱくして語ってるが、そういうトップによって日本という国は救われるかもしれないが、底辺に近い派遣労働やパートといったいわゆるワーキングプアーは切り捨てられていくことになるのかと思うと、暗澹たる気持ちになる。

自分としてはいろいろいわれては来たが、昔ながらの護送船団方式、一億総中流な社会であったほうがよかったと思うんだが、そういう社会であったことが許されたのは、日本がまだまだ工業国として発展して行ってる最中だったからこそだったんだな。

この衰退していく日本において、一億総中流やトップを押さえて底辺を救うことに力を入れてしまうと、おそらく日本全部が沈没してしまうということなのだろう。

2008年3月29日土曜日

プロが教えるこだわりの珈琲

プロが教えるこだわりの珈琲
プロが教えるこだわりの珈琲

最近コーヒー豆を焙煎してドリップすることに目覚めて、おもにネットの情報を参考にして試行錯誤していたんだけど、やっぱりネット上の情報だけでは微妙なところが分かりにくく、こういう場合はどうしたらいいのかと悩むことがよくあった。

また豆に関しても度の豆がいいのか分からず、ネットのショップで適当に買って実際にどうなのか自分で調べているような状態だった。

この本にはコーヒー豆に関して、産地から、生豆への精製過程、ハンドピック、焙煎、挽いて、淹れるまでのすべてにわたって解説している。

特に「珈琲豆の種類と焙煎」という章で、珈琲豆ごとの焙煎のしやすさのレベルやそれぞれの豆に関して味や特徴を解説してあるので、その辺が参考になった。 ちなみに自分がいままで焙煎していたのはBグループでタンザニアAAAとか、マンデリン・G1とかだった。 ブルーマウンテンが焙煎しやすいAグループだったのはちょっとびっくり。

そのほかにも、生豆のハンドピックではじくべき豆がちゃんと写真でわかりやすくまとめてあったり、豆ごとの焙煎の進み具合や、それの時間などが詳しく書かれている。 自分はいままで大体10分から15分で2ハゼまでいっていたので、比較するとちょっと早すぎだった様子。 

淹れ方にしても普通のペーパードリップからサイフォン、パーコレーターまで一般的な淹れ方に関してはほぼすべて概説してある。  自分が普段やっているネルドリップに関してもこうするんだ、というちゃんとしたやり方を示されたので、これを基本として様々なアレンジをしていけるようになる。

そのほかにも小さいコラムみたいにコーヒー豆の生産地の様子や、ちょっとした知識なども記載されていて、珈琲豆の焙煎をしようという人にとってはとてもいい本になっている。 おすすめ

2008年3月23日日曜日

サンカの民と被差別の世界―日本人のこころ中国・関東

サンカの民と被差別の世界―日本人のこころ中国・関東 (五木寛之こころの新書)
サンカの民と被差別の世界―日本人のこころ中国・関東 (五木寛之こころの新書)

中身は大きく分けて、おもに瀬戸内海方面で家舟という船に家具の一切合財を積み込んで漂白生活をする人たちの話と、それから表題にもなっているサンカ、最後に江戸のエタ頭である弾左衛門といった内容。

五木寛之氏は物書きであって民俗学者ではないので、民俗学的な内容の多くは沖浦 和光氏に教えてもらったものか、その著作からの引用などで内容的に目新しいものはない。 書き方はそういった被差別民に対するエッセイ的なもので、視点はかなりロマンチックな幻想が垣間見える。

しかしこの視点は自分もそうだったのだが、被差別民やサンカといったものに対する漠然とした興味を持っている人に共通するものだと思うし、またそういう幻想を含めて書かれている分、学術的な沖浦 和光氏の著作とは違いすっと心に入ってくるような部分がある。

またいわゆる日本史として学校などで教えられている正史とそこに描かれる常民以外にも、日本史の裏側に延々と流れ続けてきた暗部であり、また戦後には葬り去れなかったことにされつつある、そういうもう一つの歴史があったということを知る意味でも参考になる本だと思う。

家舟、サンカ、弾左衛門といったもの、また東京浅草近辺の下町風情に興味があるなら、そういうものに対する入門としておすすめ。

学術的な部分は巻末の参考資料が参考になる。