マンガ 統計学入門 (ブルーバックス)
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アイリーン・マグネロ ボリン.ファン・ルーン
講談社
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理工系の大学出ているんだけど、統計学はちゃんと勉強していなくて、いちどやっておかなければと思っていたところ、弾氏の書評 - 統計を学ぶ三冊+1でおすすめされたいたので読んでみた。
とはいえ鳥瞰だけで紙幅が尽きてしまったのも否めない。統計の時間的(歴史的)広がりと空間的広がりを大づかみにするなら本書だが、これを読んでも統計の問題を解けるようにはならないのであしからず。
まさにその通りで統計学がどのような形で発展してきたのか、どのような人がどのような目的で作り出してきたのかという統計学の歴史的概要を知るには最適だと思うが、その反面統計学の具体的な利用方法、その計算方法と結果の意味、読み方なんかはほとんどない。 原著は2009年に書かれているようだが、コンピュータを利用した統計みたいな所までは踏み込んでいない。 扱っているのはだいたい1900年半ばまで。
意外だったのが統計計算の基本がほぼ四則演算なのに、統計学が発達したのがだいたい1900年前後というところ。
なんとなく統計学みたいなのはニュートンとかその辺の人たちが本格的にやっていたのではないかと思っていた。
統計学の大まかな歴史的読み物としてはいいんだけど、内容は正直結構読みにくい。 マンガとあるが、イラストと吹き出しが多用されているというだけで、コマ割がある訳ではないし、日本人的にはマンガという感じはしない。 またそのイラストも Borin Van Loon という人がかいてるけど、ものすごくシュルレアリスム系。 いまどきシュルレアリスムかよと思うし、シュルレアリスム系の絵は嫌いじゃないけど、こういう本でこういう使い方されると読みにくくて仕方ない。
あとは現代的なビジネス書になれているからか、要点のまとめとか、強調とかもないので、全体的に起伏が無くてだーっと流して終わってしまったような感じもある。
統計学に関わった人、歴史を知るにはいい本だけど、いろいろ不満の残る本でもある。
次は同じく 404 Blog Not Found で紹介されている統計学入門を手に入れてみようと思う。
統計学入門 (基礎統計学)
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東京大学出版会
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