太陽の塔 (新潮文庫)
posted with amazlet at 10.09.26
森見 登美彦
新潮社
売り上げランキング: 2214
新潮社
売り上げランキング: 2214
おすすめ度の平均: 
独白系妄想文学なんだけど、ちょっと格好つけたがりの大学生という感じがものすごく良く出ていて、その格好をつけたがる自己表現とそれを客観視できる読者の視点との乖離が、なんとも青春時代の懊悩を醸し出していて滑稽でありまた面白い。 これを大学在学中に書いたというのは面白いな。
出てくる友人達もいかにもな感じで味があるし、その友人達とのぐだぐだ感にはとても共感を覚える。 大学時代の友人とのぐだぐだした時間は一見無駄だったかもしれないけど、過ぎ去るほどに何でも話せて、くだらないことを話したあの時間が懐かしくなる。
物語の舞台は京大近辺なので、京都市左京区のあたりの場所が様々に出てくる。 実在する店なんかも出てくるので、土地勘があると、あの場所のことだなとか思いながら物語を読める。 聖地巡り?なんかもできそうだ。
学生の街としての京都の雰囲気を感じられる一冊。
0 件のコメント:
コメントを投稿