2008年4月11日金曜日

blogを実名にすることの意味、ハンドルにすることの目的

ビビリな若者たちよ!! 実名ブログで自分を「見える化」する

及川さんは,その場で「米国では顔写真を載せて実名でブログ発信するのが常識であり,ネットで検索した時に名前が見つからないようでは,存在していないに等しい」と厳しい言葉を投げかけました。


以前に某雑誌から取材の以来があったときには、そのライターの名前を検索してどのような記事を書いてきたか、どのようなスタンスの人なのかを結構調べた上で取材を受けたことがある。

今の世の中、とくにコンピュータなどにかかわっている人のであればなおのこと、何かのきっかけで知り合ったとき、この人はどういう人なのか、どういうことをやってきた人なのか、気になった場合にはまずネットで検索するということが多いと思う。

最近は企業なんかの就職時にもblogを書いているかのチェックがあったりもするらしい。

たしかにblogを本名で公開していた場合、その人がどういう人なのか興味を持ったときすぐに検索してその人が今までやってきたことや、趣味などその人のことがよくわかるというのは本人にしても、興味を持ったほうにしてもとてもメリットの大きい話だと思う。

この本名、ハンドル論争はよく起こり、人によってはその人にとってハンドルは本名と変わらないと主張する人がいるが、本名かハンドルかどちらのほうが信頼できるかと考えた場合、ハンドルはすぐに捨てて変更できるが、本名を変更するためのコストはそれよりはるかに高いことを考えると、やはり本名のほうが信頼性があるというのは納得できる話だ。


あまり面白くない結論に落ち着いたな。

2008年4月7日月曜日

ビジネス力の磨き方

ビジネス力の磨き方 (PHPビジネス新書 27)
ビジネス力の磨き方 (PHPビジネス新書 27)

IT化社会、企業機能のグローバル化、発展途上国の発展、マーケットの世界化、世代間意識の格差、通貨や物流の革命。 そういった大きく変わりゆく世界に対して、その中でビジネスをしていくビジネスマンが身に着けておくべき力として、先見力、突破力、影響力、仕事力、人間力をビジネス力としてどのような能力が必要になるのかを述べている。

上に上げた力は今も昔も変わらず、ビジネスの第一線で活躍しようというビジネスマンなら必須とされる力で、そいういう意味では新規性はない。 

しかし、それらの力が必要とされる場面でのこれからを語っている部分で、エキサイティングではあるが、日本の未来は暗いものになるんだろうなということをひしひしと感じてしまう。 

大前氏にしても池田信夫氏にしても、日本の横並びや底辺を救う政策ではなく、とにかく能力的なトップを伸ばせ、世界的に活躍できるトップを作り出せとクチをすっぱくして語ってるが、そういうトップによって日本という国は救われるかもしれないが、底辺に近い派遣労働やパートといったいわゆるワーキングプアーは切り捨てられていくことになるのかと思うと、暗澹たる気持ちになる。

自分としてはいろいろいわれては来たが、昔ながらの護送船団方式、一億総中流な社会であったほうがよかったと思うんだが、そういう社会であったことが許されたのは、日本がまだまだ工業国として発展して行ってる最中だったからこそだったんだな。

この衰退していく日本において、一億総中流やトップを押さえて底辺を救うことに力を入れてしまうと、おそらく日本全部が沈没してしまうということなのだろう。