2009年1月13日火曜日

オウガにズームUP!

オウガにズームUP! (MF文庫J)
穂史賀 雅也
メディアファクトリー
売り上げランキング: 8474


典型的女の子が空から落ちてきて的物語。 

最初いきなり話が始まって、何か以前にその話の前提となる物語があるんだけど、読者にはその物語が提示されないという状態で話が始まる。 最近「カンピオーネ!」とか、あとなにかもう一個でも同じような話のもって生き方があったんだけど、物語は1巻から読むという自分としてはその語られない物語を前提に物語を語られるのがものすごくもどかしい。 とりあえずこれは2章の方で1章で語られなかった部分をちゃんと語ってくれているのでいいんだけど、2章読むまではまたそういうカタチでほっとかれるのかとちょっと不安だった。 物語の構成手法としてはもちろんありだと思うんだけど、自分はこの構成は好きじゃない。


あと主人公の命を助けるために、ヒロインのククルが主人公を夫にすると言うのが物語的な根幹になっているが、もともとほとんどつながりの無かった主人公をいきなり何の抵抗もなく夫として、さらにそういうカタチで夫になった相手に対して様々な方法で誘惑しようとする。 そういう関係になる過程をすっ飛ばして、そういう話に持って行っているのはお手軽でいいというのはあるが、物語的にもっとも面白くなりそうな部分を捨ててるわけでちょっともったいない。

主人公がヒロインに惹かれていくのは、かわいい女の子に飯作ってもらって、そういう態度取られたら惹かれてしまうのはどうしようもないと思うので、その辺は問題ないw


そういうちょっと気になる部分をおいとけば、あとはいちゃいちゃした日常風景。 ありきたりと言えばありきたりなラノベに落ち着くのかなと思う。 文章自体は読みやすいし、テンポもいいので継続。

最近買った本



「ヨコハマ買い出し紀行」の芦奈野 ひとしさんの新シリーズ。 のどかな世界観がいいよね。


Kiss×sis 3 (3) (KCデラックス)
ぢたま 某
講談社 (2008-12-22)


エロい。18禁じゃないのが不思議なくらい。 だがそこがいい。


ダンタリアンの書架1 (角川スニーカー文庫)
三雲 岳斗
角川グループパブリッシング
売り上げランキング: 41646


ダンタリアンの書架2 (角川スニーカー文庫)
三雲 岳斗
角川グループパブリッシング
売り上げランキング: 810


本屋でぱらぱらと立ち読みして。というか個人的に三雲 岳斗さんの著作はガチ、買ってはずれがない。


no image
入間 人間
アスキーメディアワークス
売り上げランキング: 172


「嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん」の入間人間さんの新シリーズ。 こんども壊れてるみたいなので、その辺の壊れ方に期待して。


no image
鴨志田 一
アスキーメディアワークス
売り上げランキング: 823


2巻まだ読んでないのに…。 


no image
竹宮 ゆゆこ
アスキーメディアワークス
売り上げランキング: 46


本編はだいぶ重くなってきてますが、軽くて楽しい話が読めることを期待して。 どうなるかわからんけどw




アニメのできがいいらしいですね。放送地域でもないし、見てる暇もないので見てないのですが。時間できたらみたいなぁ


全く追いついてない。どうしよう。

2009年1月9日金曜日

人が集まる !行列ができる !講座、イベントの作り方



要は人が参加したいと思うようなキャッチコピーの作り方。 著者の方は役所の実施してる市民講座に関わっておられるので、男女共同とか子育てというようないかにも菜キーワードが並んでいるけど、実際のチラシの例を使って、このチラシでは人が来なかった、それはここがダメだったから。 このチラシでは人がいっぱい集まった、なぜならこの部分が受けたからという感じで、実例を使ってよかった点、悪かった点を明示しながら話を進めるので、説得力はものすごくあった。


ただ著者の経験でそうだったから、こっちのほうが人が集まるという話になっている部分がいくつかあり、そういう話のもっていき方でいいのかなとおもう部分はいくつかあった。 あと結果論で語られていて、なぜそうだったのかというような理論的な部分が薄いというのも感じた。


講座のチラシを作るという面では注意するべき点が多々あるのは参考になる点は多い。 でもチラシを作るという時における注意点みたいな体系づけた物ではないし、コピー、タイトル作り方も一般化された物ではないので、参考にはなるが、実際に使おうと思うと自分なりの読み替え、解釈が大いに必要になると思う。

2009年1月4日日曜日

くおんの森 (1)

くおんの森 (1) (リュウコミックス)
釣巻 和
徳間書店
おすすめ度の平均: 4.0
4 紙魚に呼ばれた少年と不思議な図書館のお話。


これは文句なしに面白かった。

書痴の一人として共感することしきり。 またちょっと方向性違うけどこういう岡野史佳の少年宇宙的な世界観は自分がもっとも好きな部類だし、そういう意味でも大満足。 


一番よかったのはほんの一部分を引用しながらの掛け合いをするところ。 読んだ書物は全部覚えているという主人公ならではなんだろうけど、こういう知っている人にしかわからないし、本物にしかできないマニアックな楽しみというのにはものすごくあこがれる。 


適切な場面で、適切な部分をそらんじて引用できる、そういうのには昔からものすごいあこがれがあって、なんどかそういう本を空で言えるようにならないかとも思ったんだけど、さすがにある一部分ならまだしも、適切な場面で適切な引用ができるようになるほど文章の一部を覚え貯めるとはできなかった。
いまとなってはもう読んだ本の内容は片っ端から忘れて言ってしまうような乱読読み捨て状態なので、そんなことができるような余裕もない。 そういう意味ではものすごくもったいない読み方をしてるよな。


本が読みたくてうろつきだす三ノ宮金三郎にはものすごい共感を覚えるし、古本屋みたいな図書館に住んでる?玉子ばぁさん、月夜に化ける化け猫のブゥさん、そして正体不明のモリ、どのキャラも味があっていい感じ。


背景の書き込みが細かくてきれいなのもポイント。 栞ヶ浜通信が面白そうなんだけどちょっと読むのがしんどい。 できればB6版ではなく、A5版とかにしてほしかった。

これは続きがものすごく楽しみ

BLOODY ROARザ・ファング

BLOODY ROARザ・ファング スペシャル版 (バーズコミックススペシャル)
丸山 トモヲ
幻冬舎コミックス
おすすめ度の平均: 5.0
5 少年マンガらしい内容


良くも悪くも正当派少年漫画。

物語的には典型的だし、期待していたほどには自分にとって面白いと思えるような方向にもならなかった。 残念。


一番最後にあった番外編の獣人王国の話、これも結局はバトル物になっちゃってるんだけど、マッドサイエンティストがらみで獣人が~というのよりは面白くなったんではないかという気がするんだがどうだろう?

結局のところ自分が読みたかったのはそういう獣人のルーツ探求とかそういう方向を期待していたのかもしれない。

最近買った本



物語はクライマックスに向けて走り始めたところ。 どういう結末を迎えるのか。


no image
石動 あゆま
一迅社
おすすめ度の平均: 4.0
4 続きが気になる展開


ファンタジー系保育士物語、のほほんとした日常風景がとてもいい物語です。


魔女 2 (2) (IKKI COMICS)
魔女 2 (2) (IKKI COMICS)
posted with amazlet at 09.01.04
五十嵐 大介
小学館
おすすめ度の平均: 5.0
5 魔女とは何か
4 購入前の注意…か?
5 気がつけば涙を流していた「PETRA GENITALIX」の話に、星七つ
5 見るものとの体験を共有する
5 1より更にパワーアップした作者の世界


1巻の迫力がすごかったので。


もやしもん 7―TALES OF AGRICULTURE (7) (イブニングKC)
石川 雅之
講談社 (2008-12-22)
おすすめ度の平均: 4.5
5 味噌 醤油 日本酒
5 やはり気になるあの2人
3 にごり酒な一冊。
5 2回楽しめる。
5 面白さと蘊蓄と謎の絶妙バランス


物語云々より、画面を埋め尽くすうんちくが楽しい。


聖☆おにいさん 1 (1) (モーニングKC)
中村 光
講談社
おすすめ度の平均: 4.5
1 わからない
5 面白い
2 正直、切れが・・・
1 うーん
1 どこがいいのか


聖(セイント)☆おにいさん (2) (モーニングKC (1720))
中村 光
講談社
おすすめ度の平均: 4.5
5 日本、万歳♪
5 日本に生まれてよかった!!
5 いや〜和むわぁ
5 はまりました
2 評価が難しい・・・


1巻が出たときに1巻を買って、かなり面白いと笑いながら読んだんだけど、自分の買う本の方向性とは違いすぎるので、そのままBOOKOFFに売った。  で、2巻がでてどうしようかずーっと悩んでいたんだけど、なんとなく思い切ってまた両方買うことに。 結局無駄遣いで後悔しそうな予感もしつつ…


超鋼女セーラ7 フタリの青春 お嬢のユウウツ (HJ文庫)
寺田 とものり
ホビージャパン
売り上げランキング: 23089


茸味とセーラ、それを取り巻く陰謀みたいなの、どういう展開になっていくのか。


黄昏色の詠使いVIII  百億の星にリリスは祈り (富士見ファンタジア文庫)
細音 啓
富士見書房
売り上げランキング: 785
おすすめ度の平均: 4.5
5 圧倒的世界観、そしてアマリリスの祈り
4 伏線解禁
5 明かされる真実とクライマックス


すでに数巻積んでるのがあるはず、ものすごく雰囲気のある物語なので大好き。


さぁがんばって読むぞ-