2011年4月17日日曜日

早坂茂三の「田中角栄」回想録

早坂茂三の「田中角栄」回想録
早坂 茂三
小学館
売り上げランキング: 198931

著者の早坂茂三氏は田中角栄の秘書を23年務めた人で、それだけに田中角栄のことをもっともよく知っている人の一人だろう。 その著者が田中角栄が語った整理理念や考えた方を纏めている。

自分が政治とかを意識しだしたときには、田中角栄はもうロッキードで有罪判決を受けて、死んでいた頃なので、何をしたのか、どんな人だったのかはよくわからない。 しかしこの本で田中角栄の経歴や考え方などを読むと、戦後最大の政治家といわれる理由や未だに日本の政治において田中角栄の影響があることがよくわかる。

いろいろと問題も多かった人のようだが、それでも日本のことを考え日本のために行動した政治家だったのだと言うことがよくわかる。

本気になればすべてが変わる―生きる技術をみがく70のヒント

本気になればすべてが変わる―生きる技術をみがく70のヒント
松岡 修造
文藝春秋
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松岡修造って、ただ前向きで熱い人かと思っていた。とくに修造botイメージが強い。 それ以外では松岡修造という人を自分はよく知らなかったのだが、この人は熱い人なのではなくて、計算的に熱い人を演じることでモチベーションを上げようと意識的にしている人だと言うことが分かる。 実際にはただ前向きで熱い人なのではなく、地道でコツコツとした努力の人なんだと言うことがよくわかる。

日記を書き、それを読み返すことで、自分のことをよりよく知り、イメージトレーニングを行い、前向きな言葉をいい、自分を褒める。そして自分の不機嫌やストレスと上手くつきあう。 そういった松岡修造が行っている様々な工夫が書かれている。

以下自分のメモ

・自分の取扱説明書を書く、瞑想などを行い自分の心に耳を傾ける。
・日記を書き、それを読み返す
・自分に今必要な十箇条を書く
・ストレスの原因と、ストレス解消を行ったリカバリとをポイント化して、バランスシートをつくる
・目標をかく目標達成ノートをつくる
・自分を読める、ネガティブな言葉を使わない
・プレゼンを行うときには、イメージでその場にあるものにキーワードとなる言葉結びつける。そうすることでそれを見ることで話すつもりのことを思い出せる
・がんばる自分を好きになれ
・森信三の修身教授録、安岡正篤の帝王学、中村天風の完全積極
・それをイメージすることでいらいらから抜けることの出来る、心のセーフティブランケットを持つ
・随所作主、随所に主となれば、立つ処みな真なり
・様々なアドバイスをもらったら、それを紙に書いて比較検討する