斎藤一人の人を動かす
斉藤一人さんの弟子の著者が、斉藤一人さんにいろいろと話を聞いて、その対談を本にしたもの。
斉藤一人さんが書いた本じゃなくて、斉藤一人さんの考えを著者が自分の理解としてかみ砕いて、それを書いているからものすごくしっくり来て分かりやすい。 著者の年齢が自分と同世代ということもあるんだろうけど著者のフィルターを通すことで斉藤一人さんの考えがより要点を押さえた形で伝わってくる。
最近はやりのビジネス書とによくあるように、話の要点を抜き出して項目として記載している。 横着して要点だけ読むと普通の啓発本と変わらないという印象を持ってしまうかもしれないけど、その項目は本当に要点のみに絞られていて、その要点に至るまでの話を読んでこそ、その要点が際立つようになっている。
あとがきで7回読み直してほしいとかいていたけど、この内容の濃さとそれを自家薬籠中のモノとして身につけるためには、手元に置いてそれ以上に読み返していきたい本だと思う。
久々にこれはすごいと思える良書だった。
P49、成功するのは人に自己重要感を与えられる人になるためだと心に刻め
P51、必ず人というものはひとりは一なんだって思ってるんだよね。だからこの人はすごく偉い人だとかいっても俺にとっては一なんだよ。一人の人間で百とか千とかっていうのはないんだ。どんな人でも喜べば同じなんだよ。
P75、人間に必要な3元素。体に栄養、脳に知識、魂に徳
P86、人にあげる人のもとには、もっと素晴らしいものが舞い込んでくるようになってるの。
P108、もっと分かりやすく言うとな、『あなたの願いを叶えます』ってものが、人の心を動かすんだよ。
P113、今、ここ、目の前にいてくれる人のことを大切にすることで人生のチャンスが増えていく
P133、一つは『上司にも重要感があるんだよ』ってことと、『上司を動かせるくらいの自分になりな』ってこと、そして『上が動かないんだったら、自分から仕掛けていくくらいの心構えを持ちな』ってこと。
P177、「そうやってな、チャンスって人が運んできてくれるんだよ。だから自分のところにきてくれたひとを一生懸命大事にして、相手の重要感を上げることに集中しな。そうすればお前の魅力がどんどん上がって、勝手に協力者が出てくるんだよ。」
P247、文句を言う少数の人間より、喜んでくれるたくさんの人にフォーカスする。
2011年10月27日木曜日
2011年10月11日火曜日
ふしぎなキリスト教
ふしぎなキリスト教 (講談社現代新書)
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橋爪 大三郎 大澤 真幸
講談社
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