2009年11月29日日曜日

最近買った本11/27

地球保護区 (ハヤカワ文庫JA)
小林 めぐみ
早川書房
売り上げランキング: 4665

小林めぐみの新作、ハヤカワの前作の「回帰祭」に関連した世界観の様子。 風呂に入りながらふと思ったんだけど、いまの小林めぐみが猫の目三部作とか書き直すとどんな感じになるんだろうな。


機巧少女は傷つかない 1―Facing“Cannibal Candy” (MF文庫 J ) (MF文庫J)
海冬レイジ
メディアファクトリー
売り上げランキング: 1119

人形萌えといことで



4巻はまだ読んでないんだけど、3巻まででは外れなし。 今のところもっとも気に入っているシリーズの一つ

神剣アオイ (集英社スーパーダッシュ文庫)
八薙 玉造
集英社
売り上げランキング: 725

なんとなく衝動買い、


二人で始める世界征服 5 (MF文庫 J) (MF文庫J)
おかざき登
メディアファクトリー
売り上げランキング: 475

これで終わりらしい。 まぁ長さ的のは適当でいいかなと思うんだけど、どうまとめるのかが気になるところ


翔べ、遥か朝焼けの空 幻獣降臨譚 (講談社X文庫―ホワイトハート)
本宮 ことは
講談社
売り上げランキング: 30740

キャラが多すぎて把握できなくなってきている俺。


神曲奏界ポリフォニカ アドヴェント・ブラック (GA文庫)
大迫 純一
ソフトバンククリエイティブ
売り上げランキング: 1392

これもようやく一段落。 続くらしいけど続きはもういいかな。


火の国、風の国物語8  孤影落日 (富士見ファンタジア文庫)
師走 トオル
富士見書房
売り上げランキング: 300

こういう正当派ヒロイック・ファンタジーが減ったのは本当に残念。 こういうのばっかだと疲れるのは確かだけど、ないのはないで悲しい。


ミニスカ宇宙海賊3 コスプレ見習海賊 (朝日ノベルズ)
笹本 祐一
朝日新聞出版
売り上げランキング: 310

笹本節が効いているシリーズ。全然関係ないけどロケットの打ち上げ見に行きたいなぁ

真・聖竜伝2 (富士見ファンタジア文庫)
冴木 忍
富士見書房
売り上げランキング: 2426

再開しておいて、早速終了というのも何だかなぁってかんじだ。

もっとあるんだけど、とりあえず…

空気を読むな、本を読め。 小飼弾の頭が強くなる読書法

空気を読むな、本を読め。 小飼弾の頭が強くなる読書法 (East Press Business)
小飼 弾
イースト・プレス
売り上げランキング: 2082

本屋で買うかどうかの判断のパラ見の立ち読みのつもりが、30分前後で読み終えてしまった。

30分程度で読み終わっていたり、Amazon の書評を見ると結構ぼろかすだったりする本書だけど、対象読者を間違えなければ結構いい本だとおもう。 

この本が対象としている読者は、普段あまり本を読まず、だらだらとテレビを見過ぎてしまうような、ごく普通の人で、ネットで積極的にblogを読んだり書いたり、Amazonで書評を投稿したりするような本読みを対象とはしていないんだと思う。

そういう本を読み慣れていない読者に向けて書かれているために、余白が多く、内容も詰め込みにならず、簡単なことでも図示してあるんだと思う。

そういう普段本を読んでいないような人に対して、どのように本を読んでいくのか、どう読んだらいいのかという案内という意味ではとてもいい本だと思う。 

この本をよんでじゃあどんな本を読んだらいいのかと思ったような読む気のある人に対しては、ちゃんと巻末に最強の100+1冊ということで読むべき本のリストも掲載されている。

そのリストを元にして、本を読み始めて、読書しりとりをして、blogに書いてというようなことをし出したら立派な本読みの誕生ということになる。

この本を読んでつまらない、損したと思ったような人はこの本を「本を読まない人」に渡すといいといいんじゃなかろうか。

お祓【はら】い日和 その作法と実践

お祓【はら】い日和 その作法と実践 (幽BOOKS)
加門 七海
メディアファクトリー
売り上げランキング: 13499
おすすめ度の平均: 4.0
5 貴重な情報の宝庫(ちょっとおおげさかな)のような本
3 期待していたのとは違うような?

幽霊とか悪霊とかそんな大げさな物じゃなくて、日常的に身の回りにあるちょっとした悪いことや不快なこと、そういったごくささいなよくない物を日常的な物や生活習慣を通して祓う方法がかいてある。  伝統に根ざしたおまじないですね。


第1部で塩や水、お香といった身の回りにある日常的な物を使用したお祓い方法、第2部でお正月や、節分、七夕といった伝統行事の意味とお祓いの方法、第3部で厄年のいわれの探求、と言った内容。


日本の伝統的な考え方や伝統行事の意味などが分かりやすく書かれてあったので、面白く読みやすかった。 多くの日本人なら当たり前のこととして、葬式から帰ってきたら塩を振ったり、お正月には鏡餅を供えてみたりしていると思うけど、自分のところも例に漏れず核家族化してしまっていたために、そういう行為だけが伝わり、その行為の意味などは教えられることもなく、カタチだけまねるような物になってしまっていた。

そうやって行っている行事の大半が形骸化してしまって、やっているんだけどちゃんとした作法や意味などが分からなくなっている部分はあったと思うが、そういう部分で作法と意味と経緯などがかかれていたので、自分のやっていたことはそういうことだったのかと思うことや、ちゃんとしたやり方などが分かったのはよかったと思う。

季節事の行事などもあるし、折々に読み返してみたい本だと思う。

2009年11月2日月曜日

花守の竜の叙情詩

花守の竜の叙情詩 (富士見ファンタジア文庫)
淡路 帆希
富士見書房
売り上げランキング: 26457

とてもいい後味の悲恋もの。

ある意味では物語の類型に乗った、典型的な物語であるんだけど、それだけに難しいことを考えずさらっと読んでしまえる。

物語的には悲恋ものになっているんだけど、その気になればちゃんとハッピーエンドにすることもたやすかったと思う。 でもそこでめでたしめでたしで終わらさなかったことにより、読後の印象がとても味わい深いものになっている。

一部の漫画やラノベではどうあってもハッピーエンドで終わる必要があるというようなし針があるみたいだけど、無理やりハッピーエンドにするくらいなら、バッドエンドはバッドエンドでちゃんと終わらしたほうが読んでいて気持がいい。 無理やりハッピーエンドにしたものはやっぱり不自然だし、読後の後味が良くない。