2010年6月29日火曜日

攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX

攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX (1) (KCデラックス)
衣谷 遊
講談社
おすすめ度の平均: 3.0
1 だ、だまされた。。。
4 1話を本にすると、1冊
1 オリジナルなら評価できるが画が…
2 残念な組み合わせ
5 内容を復習するのに良いです。


やっぱ攻殻機動隊は士郎正宗じゃないと、という思いを新たにした。

間違いなく言い絵なんだけど、やっぱり攻殻機動隊=士郎正宗というイメージが強すぎて違和感が先行してしまう。 中身はアニメシナリオそのままの漫画化だし、それだけに違和感ばかりがつのる。 

キャラクターのビジュアルはものすごくいい。 荒巻課長とか渋い人は渋く、かっこいい人はかっこよく描けてる。 素子の描写は唇が厚めのビジュアルになってて???と思わないでもないんだけど、これはアメリカとかで出版するなら受けるかもしれない。 日本で売ること考えるよりさっさと翻訳してアメリカで打った方がいいかもしれないね。

とりあえず自分は続きは買わないかなぁ。

2010年6月27日日曜日

ヘヴンズ・ダイアリー001

ヘヴンズ・ダイアリー001 (富士見ファンタジア文庫)
直江 ヒロト
富士見書房
売り上げランキング: 26946
おすすめ度の平均: 2.5
5 結構好きです
1 うーん
3 まあ普通
3 同じ作者のハズなのに・・・
2 読む気が無くなる


ばかの娘と微妙にネタに走った文章とがちょっとひっかかっていまひとつかなぁと思ってしばらくほったらかしていたんだけど、読み始めてみると結構面白く、後半のほうは一気に読んでしまった。

天使とか天国、堕天使といった神学的なものを完全に換骨奪胎して、この物語のためのネタ的な世界に作り直している。 この辺が最初はけっこう気になってしまったんだけど、最後まで読んでしまうとそういう世界であることの必然性が見えてきて、これはこれでありなんだなと思えてくる。

「愛の心理」についはテーマが壮大すぎてやっぱり解答は出ないんだけど、ちゃんとオチはつけているのでそれはそれでおっけーかなと思う。

面白かったのは、章の初めにその章の予告マンガがあること。 一番最初のカラーページがマンガというのは時々あるけど、挿絵全部がマンガベースというのは珍しい。 

直江ヒロト氏の「夏海紗音と不思議な世界1」も読んでるけど、読みやすい文章でわかりやすいストーリー展開してくれるので、読みやすいラノベではある。 まさしくラノベという感じ。 読みやすく軽い内容なだけに読後の印象が薄いかなという感じがする。

2010年6月20日日曜日

6月20日買った本

FORTUNE ARTERIAL (1) (角川コミックス・エース 135-8)
オーガスト 児玉 樹
角川グループパブリッシング
おすすめ度の平均: 5.0
5 原作を文句無しのクオリティでコミック化
5 絵は違うがとてもよく原作を再現したコミック化
5 ゲーム原作のコミック化としては、トップレベル!
5 はちゃめちゃぶりが何とも・・。
4 寸分違わぬFAの世界


FORTUNE ARTERIAL (2) (角川コミックス・エース 135-9)
児玉 樹
角川グループパブリッシング
おすすめ度の平均: 5.0
5 コミカライズのお手本


こんなん出て多の知らなかった。 児玉 樹さんの絵が好きなので買い。 FortuneArterialもいいゲームだったので。 3巻なかった…


戦塵外史 五 戦士の法 (GA文庫)
花田 一三六
ソフトバンククリエイティブ
売り上げランキング: 3406


この人の描く世界は砂埃の舞う荒野が見えそうな気がする。 ハードな戦史物が読みたいならおすすめ。

フェンネル大陸 偽王伝1 孤狼と月 (講談社文庫)
高里 椎奈
講談社
売り上げランキング: 66058


これは本屋でプッシュされていたので買い。 これもファンタジー系戦争物の様子。 ちらと立ち読みした感じでは期待できそうで楽しみ。

宮司が語る京都の魅力

宮司が語る京都の魅力
中川 久公
PHP研究所
売り上げランキング: 4336


面白い本なんだけど、タイトルに偽りありかなー

第一章「日本人の心」で日本人は昔からどのような姿勢で自然や神仏に接してきていたのかというような話で、京都とは全く関係ない部分。 でも後書きまで読むとどうやら著者が一番主張したかった部分がここに含まれているようで、そのためにタイトルと主張したい部分との乖離がおこり、なんかアンバランスなものを感じてしまう原因にもなっていると思う。

第二章の「年中行事」で、京都で行われている様々な年中行事と、京都の人たちがどのようにそれらの年中行事を行っているのかというような話がある。 第三章で「その他の祭り」として初宮詣や地鎮祭、上棟式などがあるが、これもまた京都独特というわけでなく、それほど関係ない。 第四章の「京都の名所 神社仏閣」京都の名所の神社仏閣などが7つほどあるが、京都の神社仏閣7つしか説明していないのは少なすぎるし、この章の半分が著者が宮司をやっている恵美須神社に関連する話、第五章で「雅楽」に関して書かれているが、これも京都の魅力という物とはほとんど関係がない。

ということで、京都の魅力といいながら、京都に関するような部分はかなり少ない。

とはいえご本人が昔はなにかと「なぜそうなのか」を聞きたがる「なぜなぜ坊や」だったと言われるだけあって、様々な神社や祭祀、風習の起源やいわれなどにはだいぶ造詣が深いようで、神社やお祭りの起源、また様々な風習の変遷などは細かく説明されていて興味深かった。

葵祭、祇園祭に関する部分で詳細に由来や変遷などどの解説がされていて、いろいろはじめて知ることがあったりして面白かった。 あと北野天満宮がもともと雷神をまつる場所であったという話とか。

神社の歴史などにも詳しいようだし、「宮司が語る京都の神社、祭りの起源」みたいなものの方が面白かったのではないかと思う。 もしくは第一章の「日本人の心」のようなこの著者が本当に言いたいことをに焦点を当てたような物か。 いずれにせよ、この本は方向性載ってない物を詰め込んだために焦点がぼやけてしまっているので残念。



P28、他方、日本の「宗教は、西洋の"religion"とは全く異なり、西洋の宗教観ではとうてい理解しにくい物です。我々の進行する神道や仏教も、我々の生活の中に根づいている習俗であり、我々の生活様式そのものが宗教観を具現化したものとなっています。つまり、我々の宗教は、生活における[習俗]そのものなのです。天上で天照大神をはじめとする天津国の神々が営まれること、たとえば、田を耕し、はたを織るというような営みをこの地上において再現すること、すなわち、労働することこそが喜びであり、尊いことでした。
我々の祖先は唯一絶対なる神を持たないのです。我々の神々には、失敗をする神もいれば、嫉妬をする神もいます。それらの神々は我々自身を映す鏡であり、決して絶対なる存在ではないのです。

P34、(ほかの動植物など)これら全ての生命体は、キリスト教圏では、万物の長として特別に選ばれた人間が神(God)から与えられた単なる食物と考えられていますが、我々の文化圏では、そのそれぞれに魂があり、その存在に意義があるとされています。その命に感謝し、ひとつも無駄にせず、有効に使うことが、原理原則なのです。

2010年6月18日金曜日

ストーム・ブリング・ワールド2

ストーム・ブリング・ワールド2 (MF文庫ダ・ヴィンチ)
冲方 丁
メディアファクトリー
売り上げランキング: 25350
おすすめ度の平均: 4.5
5 カルド使えば何でも有りな展開なので……。
4 清々しい結末と余韻

カルドセプトというゲーム世界を元にした小説。 

前巻ではそれほどカルドを使った戦闘シーンが中心じゃなかったこともあって、カルドセプトというゲーム独特の戦闘ルールが分かって無くてもなんとなく小説内の文章だけで戦闘シーンをイメージできたし、戦闘の雰囲気もイメージできたんだけど、2巻では戦闘シーンがメインになることもあって、カルドセプトの戦闘ルールが分かってないとなにがなんだか分からなくなってくる。 しらべてないんだけど、このカルドセプトはカードゲームなのかな? 結構ややこしい戦闘ルールをしている様子。

戦闘シーンの動きが理解しにくい感じはあるが、キャラクターの動きや戦闘シーンの迫力はかなりよかった。 でも大半が戦闘シーンになってしまい物語的な部分は薄かったようにおもう。 アーティとリェロンが戦闘を通じてさらに親密になっていき、同盟をくむことでお互いのつながりになるというあたりはよかったし、そのから先、2巻が終わってからの物語の続きがさらに面白くなりそうなのに、そこで終わりというのが残念。

8年も前の作品を修正して出したというのは続きを出す気があるのかもしれないけど、カルドセプト事態がもう過去のゲームになってしまっているし、残念ながら難しいのかなぁという気がしている

2010年6月17日木曜日

今日買った本



梶島正樹原作の聖機師物語。 アニメ版の方はまだ見てないんだけど、この人の物語は大好きだ。 正直梶島氏原作で、他の人が作っている物は今ひとつなんだけど…


乙嫁語り 2巻 (ビームコミックス) (BEAM COMIX)
森 薫
エンターブレイン (2010-06-15)
おすすめ度の平均: 4.5
5 日本漫画の品格
5 中央アジアの空気が感じ取れる名作
5 大草原に吹き始めた、時代の風。
5 森薫以外に誰が描くか。希有な漫画。
5 進展してきたアミルとカルルクの関係がかわいい

装飾過剰な民族衣装がいいよね。 描くの大変みたいだけど。


Kiss×sis(6) (KCデラックス)
ぢたま 某
講談社 (2010-06-04)

ずーっと買ってるんだけど、3巻以降読んでない…

アマガミ Sincerely yoursシンシアリーユアーズ(1) (ファミ通クリアコミックス)
桜 小鉄
エンターブレイン
おすすめ度の平均: 4.0
4 意外と(失礼)悪くない


ファミ通コミッククリアで1話が無料公開されてる。 それを読んで続きが気になったので。

アクセル・ワールド〈5〉星影の浮き橋 (電撃文庫)
川原 礫
アスキーメディアワークス (2010-06-10)
売り上げランキング: 35
おすすめ度の平均: 4.5
4 非常に安定した長編として
4 伏線を張り回収をする
5 ロケッティアだったのですか!
3 邪気目
5 良かった

どんどん広がっていく世界観。 どこまで広げていくのかな?

ほうかご百物語〈8〉 (電撃文庫)
峰守 ひろかず
アスキーメディアワークス
売り上げランキング: 608

もうそろそろ終わりが見えてくる、のかな?

漫画分多めの今日。