2008年12月25日木曜日

いそがしすぎて

忙しくて、落ち着いて感想とか書いてる余裕がない。

上げていかないと上げずに終わってしまいそうなので、何も書いてないに等しいんだけど、とりあえず上げていく。 

白銀のローレシアン―願う少女と迷い糸

白銀のローレシアン―願う少女と迷い糸 (一迅社文庫)
上原 りょう
一迅社
売り上げランキング: 126130
おすすめ度の平均: 4.0
4 始まりとしてはまずまず


読了。 続きがあるなら読みたいかな。

タロットの御主人様。

タロットの御主人様。 (電撃文庫)
七飯 宏隆
メディアワークス
売り上げランキング: 18959
おすすめ度の平均: 3.0
3 最弱の主人公
4 プロローグだけで十分
2 なんとなくこの作者の癖がわかってきた。
3 ベタな展開
4 22分の2


最初のところに物語全部のラストシーンがあるので、なんとなく読めてしまうのがいいのか悪いのか。

魔女 1巻

魔女 1 (1) (IKKI COMICS)
魔女 1 (1) (IKKI COMICS)
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五十嵐 大介
小学館
おすすめ度の平均: 4.5
1 あーあ
5 マンガの枠を超える作品
4 後継者!
5 「魔女」…、既定の観念を綺麗に塗り替えられた気持ちがしました。
5 漫画の映画


幻想的な魔物のシーンの描写がすごい。 

水惑星年代記月娘

no image
大石 まさる
少年画報社 (2008-11-28)
おすすめ度の平均: 5.0
5 久しぶりに本の中の世界と時とを共有できました。


水惑星シリーズ完結編。 身近にあるSF感がとてもいい。

2008年12月21日日曜日

SAS3

SAS3 (HJ文庫)
SAS3 (HJ文庫)
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鳥居 羊
ホビージャパン
売り上げランキング: 114971


あとでかく

最近買った本

人類は衰退しました 4 (ガガガ文庫)
田中 ロミオ
小学館
売り上げランキング: 9


一見かわいい話のように見えて、なんか変な雰囲気がいい


グランドマスター!―姫総長は失業中!? (コバルト文庫)
樹川 さとみ
集英社 (2008-11-28)
売り上げランキング: 10379


これも正統派少女ノベルのような雰囲気なんだけど、なんかかなり変なキャラクターがいい感じ。


黄昏色の詠使いVIII  百億の星にリリスは祈り (富士見ファンタジア文庫)
細音 啓
富士見書房
売り上げランキング: 152
おすすめ度の平均: 4.5
4 伏線解禁
5 明かされる真実とクライマックス


シリアスだったりするんだけど、ちょっと優しい雰囲気の物語。


いつか天魔の黒ウサギ1  900秒の放課後 (富士見ファンタジア文庫)
鏡 貴也
富士見書房
売り上げランキング: 1070
おすすめ度の平均: 4.0
4 78,840時間分の想い
4 学校は同世代が集まる不思議な空間なのです
4 41冊にして久しぶりの新作の新シリーズの鏡貴也さんが著者です


ちょっと立ち読みして、後ろのほうにあったクライマックスっぽい戦闘シーンでのやり取りが何となくよかったので。


彼女は戦争妖精 1 (ファミ通文庫)
嬉野 秋彦
エンターブレイン
売り上げランキング: 103261


同じく戦闘シーンがよさそうだったので。


戦闘シーンといってるけど、そこでのバトルシーンではなく、そのあたりの会話の流れとかそういうのがよかったというのがうえ二つ。


魔王城一限目 (ファミ通文庫)
田口 仙年堂
エンターブレイン
売り上げランキング: 1623
おすすめ度の平均: 4.5
5 続きが読みたい
4 良ライトファンタジー


魔王の落とし子としておそれられた子供たちとどのようなかたちで交流していくのかという部分が気になって。


銀世界と風の少女 (一迅社文庫 ま 1-1)
松山 剛
一迅社 (2008-12-20)
売り上げランキング: 16661


世界観がなんか面白そうだったので。


no image
浅田 次郎
ベストセラーズ
売り上げランキング: 297702
おすすめ度の平均: 4.0
4 職人的犯罪者の知識に脱帽


裏の知識がどんなものなのか興味あって。


最近忙しくて、なかなかまとまった本を読む時間がとれなくて、それがちょっとストレスになってしまっています。 で、ストレスがたまるとその反動みたいな形で本を無駄買いしてしまうので、余計に本がたまるという悪循環。

2008年12月15日月曜日

そらのおとしもの 2

そらのおとしもの 2 (2) (角川コミックス・エース 126-7)
水無月 すう
角川書店
おすすめ度の平均: 4.5
4 ぼうやよい子だ・・・
5 あらあら


ちょっと期待しながら読んだんだが、残念ながら自分の求める物語にはならなかったようなので、これで終了。


なんというか、最初の設定からもっとSFっぽい話になるかと思ったんだけど、中坊エロガキのちょっとエッチな日常で、浮遊大陸とかなぞのイカロスとかほとんどほったらかし。 最後のほうで新たな展開がって複線を引いて終わっているが、現時点でこの状態であればあんまり期待できそうにもないなぁと思う。 Amazonのレビュー読むと3巻ではイカロスに多少変化が出て物語のペースが変わるようだけど、基本的な方向性は変わらないようだし。


もっとSFな設定で話しを突き進めてほしかったと思う。

家守綺譚

家守綺譚 (新潮文庫)
家守綺譚 (新潮文庫)
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梨木 香歩
新潮社
売り上げランキング: 22107
おすすめ度の平均: 4.5
5 心に染みる一冊
5 異界との接点
5 心に根付く
5 読み応えあり
5 日本むかし譚


いい話だったー、

それぞれが5ページから10ページほどのごく短い短編で、寝る前にちょっと開いて読むにはとても具合がよかった。 そんなわけで、小さい本なのに、ちびちび読んで読み終わるのに2週間くらいかかってしまった。 


物語的には100年くらい前の京都の山科疏水沿いの家にわけあってすむことになった、文筆業で食ってる青年の淡々とした日常風景の物語。 日常風景なんだけど、その日常が片足あっちの世界にはいりこんでて、サルスベリに懸想されたり、河童が庭の池にいたり、タヌキやかわうそに化かされたり、死んだ友人が普通に幽霊として戻ってきたりする日常だったりする。 


そういうあり得ないことが、ありえないはずなんだけど、普通にあって、そのありえないはずのことに巻き込まれながら、ちょっと気弱にときどきちょっと強気になってみたりしながら、その一風変わった日常を送っている。 その主人公の綿貫の異なる物にたいする淡々とした優しさ、異なる論理で生きる者たちをとまどいながらもそういうものと認めて受け入れる柔らかさがとてもいい味になっている。 


最後に綿貫征四郎の随筆「烏藪苺記(やぶからしのき)」があるが、この文章が明治大正時代に書かれていたような、とても風情のある文で古き良き日本語そのものだった。 こういう文章を自由に書けるようになりたいと思う。