2009年12月27日日曜日

XXXHOLiC 16

XXXHOLiC 16 (KCデラックス)
CLAMP
講談社 (2009-12-22)

人生いつどこで終わるか分からないんだから、後悔だけはしないようにしとかないとね! いつどこで死んでも後悔ばっかり残るけど!

そんなわけで、買ってきて早速読んでみました、HOLIC16巻。 ヨーコさんがいなくなって、店を守って待つことを決めた四月一日。 そして月日は一気に4年飛んで、アヤカシを視る力を使ってヨーコさんの仕事を引き継いだ四月一日の仕事の様子。

甘いと言えば甘いところのある四月一日の仕事の対価のもらい方から何度もトラブルにあったことを暗示しながらも、それを乗り越えてどうにか館の仕事を続けることができている四月一日の日常と、その裏側に常に存在する喪失の悲しみ。

ヨーコさんがいたときと比べてえらく話の雰囲気が暗くなった。 それでも四月一日の周りの友人はそのままだったようだし、このどん底状態の物語から明るい方向へ進んでくれればと思う。

まじ×どら

まじ×どら (電撃文庫)
まじ×どら (電撃文庫)
posted with amazlet at 09.12.27
麻宮 楓
アスキーメディアワークス
売り上げランキング: 120676

後のほうはそれほど気にならなくなったんだけど、最初の方では男の一人称説明的語り口調がものすごく読みにくかった。 そこさえ乗り切ることがで切れば、ツンデレラブコメとしてはまぁまぁかなぁという感じ。

典型的落ち物系ラノベ、もうすこしひねりがほしかったような、パターンの踏襲という意味でこれでよかったような。 ちょっと物足りない読後感。

「やりたいこと」がわからない人たちへ

「やりたいこと」がわからない人たちへ (PHP文庫)
鷲田 小彌太
PHP研究所
売り上げランキング: 244263
おすすめ度の平均: 3.0
1 読む価値がほとんど無い
3 やりたいことは今やっていることを一生懸命にやる
1 文体が不快
2 色々な考えがあると思います。
4 贅沢なんですよね。僕たち、私たち。

amazonの評価は結構だめだめで、内容が薄いと言えば薄いけど、そこそこいい本だと思った。

最近は3年程度で会社をやめちゃう若者が問題になっていたけど、そういうおもわず自分探しをしてみたくなってしまった若い人にはお勧めだと思う。

「やりたいこと」というか「7つの習慣」を読んでから自分の目標となるような物をずっと考えているんだけど、もう3年ほどになるけど、まだこれという物が見つからない。 そういうものが見つかるヒントにならないかなと言う思いで読んでみたけど、目の前にあることを一生懸命にやれということを説いている本なので、そういうちょっと遠くの進むべき目標を考えるという意味では参考にならなかった。

そういうちょっと遠目の人生の目標みたいな野を考えるのはなかなかむずかしい。

今日買った本

超鋼女セーラ ユメミル絡繰り、恋するタタカイ (HJ文庫)
寺田とものり
ホビージャパン
売り上げランキング: 416

ラヴィニアにまさかの事態で、そこから起こる茸味の反応に恐怖するセーラ。 前巻のあとがきでとりあえずは一安心して、茸味なら大丈夫だと思うんだけど、どうなるのか。

バカとテストと召喚獣7 (ファミ通文庫) (ファミ通文庫 い 3-1-9)
井上堅二
エンターブレイン
売り上げランキング: 4
おすすめ度の平均: 4.5
5 雄二と翔子が軸
5 瑞希・・・恐ろしい子・・・!
4 没収品を賭けた野球大会

毎回のように起こるドタバタ劇をなにも考えずに笑って読んでられるという意味ではずば抜けたクオリティを保っていると思う。 全然劣化していかないのがすごい。


D-breaker (MF文庫J に 2-4)
D-breaker (MF文庫J に 2-4)
posted with amazlet at 09.12.27
二階堂 紘嗣
メディアファクトリー
売り上げランキング: 7275

絵師買い。 「彼女は戦争妖精」シリーズの絵ではまった。 画集とかでないかな。

XXXHOLiC 16 (KCデラックス)
CLAMP
講談社 (2009-12-22)
おすすめ度の平均: 5.0
4 ツバサが終わったおかげで、初期の輝きが戻って来ました.
5 新章スタート!
5 惹きこまれる
5 新しい章へ突入
5 変わるもの、変わらないもの

ヨーコさんがいなくなった館で四月一日のあたらしい日々が始まる。 「ツバサ」の方はろくにチェックしていなかったので、最後のほうなにがなんだかよくわかってないんだな。 あれはあれで面白い書き方だったけど、追うほうとしては正直ストーリーの把握がしにくかったと思うんだが。


(眠れぬ夜の奇妙な話コミックス) 星が原あおまんじゅうの森 1
岩岡 ヒサエ
朝日新聞出版
おすすめ度の平均: 5.0
5 とらわれた存在たち
5 精霊の棲む森
5 人間と精霊が棲む不思議の森

なんかアンテナに引っかかったので買い。


読了後の感想もどんどんかかねば!

2009年12月20日日曜日

カラシニコフ II

カラシニコフ II (朝日文庫)
松本 仁一
朝日新聞出版
売り上げランキング: 33682
おすすめ度の平均: 4.5
4 もう一歩踏み込んでほしい
5 世界各地に広がるカラシニコフを追跡しながら国家とは何か考える渾身のルポタージュの続編
4 悪魔の銃、奇跡の銃を通して「国家」「人間の業」を問う……


世界の紛争地域でもっとも使われている銃、カラシニコフ。 この銃に興味を持ったので読んでみた。

自分はカラシニコフなんて見たこともなければ触ったこともないんだけど、世界ではこれほどまでにありふれた存在として、カラシニコフが存在するのかと驚いた。

コロンビアでは反政府ゲリラが麻薬を代金にカラシニコフを手に入れて、政府軍と戦う。

パキスタンにはカラシニコフなどの銃のコピーを密造する村があり、そこでつくられた銃がアフガニスタンで一家に一丁カラシニコフのような状態を作り、男の誇りを象徴する物として扱われる。

政情不安と貧困とカラシニコフはお互いがお互いを呼び合うようにして存在するようだ。