2010年7月29日木曜日

仕事するのにオフィスはいらない

仕事するのにオフィスはいらない (光文社新書)
佐々木 俊尚
光文社
売り上げランキング: 4751
おすすめ度の平均: 4.0
5 大事なのは自分を律する力
2 強い人にはお勧めかな
4 クラウドは非常に魅力的だが、ログインできないリスクも考えるべき。
3 参考になりましたが、すべての業種に当てはまるわけではなさそう。
5 考えさせられました

ノートPC、公衆無線LAN、スマートフォンなどを携帯し、オフィスにとらわれず、カフェや公園など様々な場所で仕事をする。 そういうノマドワーキングの紹介と、ノマドワーキングに必要なITサービスの紹介と使い方など。

インターネットや、ネット上のサービスの発展のおかげで、オフィスにいなくても仕事ができる社会になってきている。  メールやSkypeなどで連絡を取り合い、Google DocsやGoogleCalenderなどをつかってで文書やスケジュールを共有し、仕事を進めていく。 オフィスに集まって仕事をするのは、オフィスに行かなければ仕事をするのに必要な道具や情報、資料がないということや、また上司、同僚などとの連絡を取れないというのがあったと思うが、それらがインターネットなどを使うことで簡単に代替できるのであれば、ラッシュなどに耐えてオフィスに集まる必要はなくなる。

こうなってくると労働集約型の工場や店員なんかは無理だろうけど、いわゆる知的労働者に関してはどんどんこの咆哮は進んでいくと思う。

実際に一部企業ではフリーアドレスという形で社内のオフィスで個人の席を決めないというようなことをやっているところもある。 どういう形で勤怠を管理しているのかはそれぞれの企業によるのだろうけど、普段は外で仕事して必要があるときに会社に戻り適当な机を利用するというのであればこれは十分ノマドワーキングになる。

ただこのノマドワーキングという働き方は、企業のフリーアドレスですら以前はちょっと話題になったが、最近あまり話題にならないことからあまり成功している感じでもないようだし、日本の企業にはちょっと受け入れがたい仕事形態なのかもしれないという気もする。

やはりノマドワーキングというのはフリーランスや小さな企業に向いて、ある程度大きな企業には向かないのかもしれないな。

これからの日本の社会を考えていくと、工場などはどんどん海外に出て行っているし、企業などは人を減らしている。 そうなるとこれからは個人個人が自ら金を稼ぐ方法を考えていく必要があるそういう社会になっていくのかもしれない。 そうなったときには、こういうノマド的な働き方ができるかどうか、こういう働き方に耐えることができるかどうかが重要になってくるのだろうな。

できる人でなければノマドワーキングはできない。

P84 PCDAサイクル
Acquisition(取得する)
Classify(整理する)
Dig(掘り下げる)
Collaborate(連携する)

p106、(1)ペンシャープナーをつくっておこう
野村進「調べる技術、書く技術」講談社現代新書、文章のカンを鈍らせないために読む本や、原稿を書く前に読むお気に入りの文章のことです。(略)自分なりのペンシャープナー手帳もつくっておき、お気に入りの文章をコピーして張付けておくと言うようなことも進めています。
(2)仕事を終えるときは、中途半端なところで終わらせておこう
(3)作業の途中で調べる必要ができても、後回しにしよう

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