2008年11月12日水曜日

放課後の魔術師 (1)オーバーライト・ラヴ

放課後の魔術師 (1)オーバーライト・ラヴ (角川スニーカー文庫 208-1)
放課後の魔術師 (1)オーバーライト・ラヴ (角川スニーカー文庫 208-1)

現代の学園を舞台にした魔術バトル物。 物語の中で使われる魔術は論理魔術といい、「質量制御▽対象数→2:重量→0.3:着地点→自動:継続時間→2秒◇即時発動」といった呪文?で魔術が発動される。 なんかものすごくプログラミングチックだ。

その論理魔術の分野で使われるらしい、ゲール語とギリシャ語をベースにしたアゥレットという言語が使われている。 こういう独特の言語なんかがあると、とたんに世界観がそれっぽくなるね。 文法なんかも考えているようなので、どのくらいまで成長するのかはちょっと楽しみかもしれない。 アーヴ語とかグリゴン語を超えるのは厳しいだろうけど目指してほしいw

物語としては典型的ボーイミーツガール物で魔術系世界観が面白そうというくらいでそれほど真新しい物はないかな。 ちょっと気になったのは論理魔術師は血統で7つに分けられて,それぞれに得意な分野がある、という設定になっているようなんだけど、その辺設定が詰め切れていないのか、血統で決まるはずなのになんで色違いで兄弟なんだとか、蒼が得意とする物を紅がつかえるのかとか、最終的には伏線なのかもしれないんだけど、はしばしに気になる部分がいくつか。

とりあえず2巻は買う方向で。

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