2008年11月27日木曜日

葉桜が来た夏 2

葉桜が来た夏 2 (2) (電撃文庫 な 12-2)
夏海 公司
アスキー・メディアワークス
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ぶつかり合いながら、それぞれに成長して新たな関係を結んだ1巻から、ぶつかり合いながらその関係をすこしずつ進めていく話。 

ぶつかり合いの質が1巻のいがみ合いみたいな物から、2巻になるとじゃれ合いと言ってしまいたくなる、素直になれない二人の様子が何ともいい感じw

この葉桜の来た夏、1巻読んでたときにも思ったんだけど、なぜかわからないがむちゃくちゃ面白い。 

ストーリーに特筆するほどの特徴があるわけでもなく、文章がずば抜けてうまいわけでもないと思う。 吸血鬼というモチーフは確かに自分の好きな物ではあるが、その部分が特に目立っているというわけでもない。 

なのに面白い。 

普通に面白いとか言うレベルではなく、自分でも何でこんなに?と思うほど読んでるときにはどきどきわくわくしながら読んでる。 不思議。

この辺は編集者の目線で見る必要があるのかもしれないが、おそらく文章に夜情景の描写とその流れがうまいんじゃないかなと言う気がしている。 思い返してみても小説を読んでいると言うよりも、脳内で再生されているアニメを見ているような感じだった。 夏海さんの文章の書き方や構成が自分の読み方にものすごくあっていると言うことなのかもしれない。

是非とも続きは出してほしい。 

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