2008年11月24日月曜日

成功本はムチャを言う

成功本はムチャを言う!? (青春新書INTELLIGENCE (PI-209))
新田 義治
青春出版社
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自分もいくつか成功本と呼ばれるジャンルの本を読んできて、それらの本に書かれているようなことをやってみたんだけど、どうにも続かないし成功する気配もない。 そんなこんなで数年ほど試行錯誤してきて、ようやく一般的な成功本に違和感を感じてきたところでこの本に出会った。

人間には大まかにわけて「目的達成的傾向」、「献身的傾向」、「評価的傾向」、「親和的傾向」の4つの傾向があり、その人の持つ傾向によって思う成功のカタチは違うという話。 

一般的な成功本のほとんどは「目的達成的傾向」の人が、同じような傾向の人に向けて書いた成功本なので、自分のような「評価的傾向」や「親和的傾向」が強い人がそれらの成功本を読んで、その通りにしても成功できるはずもないし、満足感を得られることもない。


多くの本では「成功」=「社会的な地位、金銭的な財産」になっているが、そうではなくそれぞれの気質にあった成功があるはずだというのが自分にとってものすごく光明になった。


終章で「そもそも”成功”ってなんだ?」で成功について改めて問い直しているが、成功とは最終的な目標達成ではなく、その過程にあるとしている。
成功とは、自らの価値観に沿って生きるその過程そのものなんだなということを得ることができた。 此の考えはまたいつか変わることがあるかもしれないが、今しばらくはそう考えていきていってみようと思う。

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