2008年12月10日水曜日

百鬼夜行抄 17

百鬼夜行抄 17 (眠れぬ夜の奇妙な話コミックス)
今 市子
朝日新聞出版
おすすめ度の平均: 4.5
5 わかりやすくなってきた?
5 いつもより、2度目に頭を整理して読まなくても分かり易かった
5 待ってました
5 甥VS伯父。
4 待望の新刊!


相変わらずしんみり来る読後感。

時分としては物の怪の理屈と、人の世の理屈との間の物型になっている、「狐使いの跡継ぎ」、「付け馬」がよかった。 「狐使いの跡継ぎ」は最初は意味がよくわからず、2回目でようやくこういうことだったのかと言うことが理解できた。  やっぱりこういう違う理屈というか社会慣習との境界線というか、そいいうのがおもしろい。

「付け馬」は伶の話、こっちはもの悲しくなってしまう話なんだけど、一つよくわからんのが馬に乗った鬼。 これはこれでなんか意味のある存在だと思うんだけど、何を表しているのか、何の伝説、神話に基づいた存在なのかよくわからない。 西洋の物語なら、聖書の青い馬か、水に関わる何かかという感じでまだその意味みたいなものがぼんやりとでもわかるんだが。


というか司ちゃんが完全に星野君とつきあってるようなカタチになっているのはちょっとびっくりした、なんとなくこのまま律とつかず離れずで一緒にいるのかと思ったのに。  これは新しいキャラが出る布石? キャラ出すにしても今更という気もするが…

0 件のコメント: