2010年6月13日日曜日

勝間さん、努力で幸せになれますか

勝間さん、努力で幸せになれますか
勝間 和代 香山 リカ
朝日新聞出版
売り上げランキング: 63075
おすすめ度の平均: 2.5
1 揚げ足取りと屁理屈
1 老化を走る勝間さん
2 香山さん痛すぎ。
3 会話にならない対談
3 香山の自己卑下ぶりが凄まじい。

負け組代表としての香山リカ女史が勝ち組代表としての勝間和代女史に、「なんでそんなに努力するの?努力しなくてもいいじゃん、意味わかんな-い」と言い続けるだけの内容。

とはいえ香山氏も頭の悪人ではないし、上に書いたように見えてしまうのは香山氏が基本としている人たちが、がんばれと言う社会的圧力に負けてしまって、マイナスの状態になってしまったような人たちで、カツマーを目標として壊れてしまった人たちにどのようにフォローするべきなのかというようなことを考えていた。 それに対して、勝間氏は基本的にはそういう精神的な問題はなにもなく、まだまだ仕事や生活していく上で効率的な生活改善、仕事改善などの余地がある人たちを想定していた。 お二人の日常的に関わる人たちの像にあまりの落差があったために、想定する対象に大きなずれがあり、そのずれが根本的な問題だったのだと思う。

お互いにそこら辺かみ合わないために、同じ所をぐるぐる、ぐるぐる回っているだけであんまり何か解決するようなものを得られたというような感じがしない。

60の母親が図書館で借りてきていたので読んでみたんだけど、なんでこんな本を借りてきたんだろうな。


P34、手帳を使いましょうとか、自分の予定は夢ではなくて目標に落としましょうといった、当たり前なんだけれども分解すると結構な数になるような物を100個に分解して見せて、そのうちの10個でも20個でもやってみて、「これ、けっこういけるんじゃない」という気づきをもたらしたい。<勝間和代>というアイコンは、その気づきのきっかけに過ぎません。

P60、やはり毎日の生活の中で小さな喜びを見いだすのは幸せの基本になりませんか?幸せは黙っていても自然に受け取れるようなものというようりは、「見つける」「感じる」という形で、能動的な物のように考えます。

P159、実際、成功者と呼ばれている人たちほど利他的ですよね。利己的な成功者は長続きしませんから。結局、利他が自分の得になるというのは、世の中の真理です。

0 件のコメント: