冲方 丁
メディアファクトリー
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カルド使えば何でも有りな展開なので……。清々しい結末と余韻
カルドセプトというゲーム世界を元にした小説。
前巻ではそれほどカルドを使った戦闘シーンが中心じゃなかったこともあって、カルドセプトというゲーム独特の戦闘ルールが分かって無くてもなんとなく小説内の文章だけで戦闘シーンをイメージできたし、戦闘の雰囲気もイメージできたんだけど、2巻では戦闘シーンがメインになることもあって、カルドセプトの戦闘ルールが分かってないとなにがなんだか分からなくなってくる。 しらべてないんだけど、このカルドセプトはカードゲームなのかな? 結構ややこしい戦闘ルールをしている様子。
戦闘シーンの動きが理解しにくい感じはあるが、キャラクターの動きや戦闘シーンの迫力はかなりよかった。 でも大半が戦闘シーンになってしまい物語的な部分は薄かったようにおもう。 アーティとリェロンが戦闘を通じてさらに親密になっていき、同盟をくむことでお互いのつながりになるというあたりはよかったし、そのから先、2巻が終わってからの物語の続きがさらに面白くなりそうなのに、そこで終わりというのが残念。
8年も前の作品を修正して出したというのは続きを出す気があるのかもしれないけど、カルドセプト事態がもう過去のゲームになってしまっているし、残念ながら難しいのかなぁという気がしている
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